私がDTPの世界に飛び込むまでの道のり④
DTPのスクールに通い始めた私は、そこで初めてMacに触れることになります。
これだと思った瞬間
DTPスクールに通い始めたことは、転職への第一歩として、私の中では大きな変化となりました。
当時お付き合いしていた彼は、デザインオフィスサークル(小さなデザイン事務所が数多く加入している団体)のイベントで知り合った人で、5歳年上のグラフィックデザイナーでした。社員数5~6名のデザイン事務所でしたが、彼は社長の右腕とも言えるポジションで仕事を任されていました。
仕事のない休日、彼のオフィスを訪れたことがありました。こじんまりとしたオフィスに数台のMacが並べて置かれ、その空間がどことなく素敵に感じられ、今自分が進もうとしている道に間違いはないと強く感じました。
DTPスクール
当時DTPを教えてくれるスクールはまだまだ少なく、選んだ理由として日曜日に授業があること、自宅から通うことができる場所にあること、これが最低条件でした。初級コースは3カ月間。毎週日曜日2時間、授業料は15万円程度だったと思います。そして初級コースが終了すると、中級コース、上級コースへと進んでいきますほとんどMacに触ったことのない私は、もちろん初級コースからのスタートです。
授業は週に1度のため、学習しても次にMacに触れるのは1週間後の日曜日。時間が空くためすっかり忘れてしまいます。新しいMacを買おうにも、授業料を支払うのが精いっぱい。しかもその当時、まだまだMacは高価なものでした。
使っていないMacがあるからと、彼が自分で組み立てたという謎のMacをくれたのですが、なかなか不安定な代物で、残念ながらほとんど使いものにはなりませんでした。
学習の様子
結局、初級コースはMacなし、頼れるのはスクールからもらえるテキストと自分でメモしたノートのみ。それでも何とか授業についていく為に、パソコンに写し出された画面をノートにスケッチ。家で何度も見返し、次の授業までに覚えるという涙ぐましい努力をしていたことを思い出します。
画面からカーソルを見失ってあたふたしたこと、保存したファイルがどこにいったかわからない。マウスがマウスパッドの外に出てしまう、余計なところに力が入って、強烈な頭痛と肩こりに悩まされることもありました。イラストレーターに関しては、ベジェ曲線のハンドルの扱いに苦労したこと、また一瞬で色が塗れるペイントツールに感動したこと、などなど懐かしい記憶がよみがえります。
印刷会社への就職
なんとか3カ月間の初級コースが終了。そして中級コースへ進むことになります。中級コースが1カ月程過ぎたころ、なんと印刷会社への就職が決まります。DTPオペレーターとしてでした。ちなみにこの時、DTPオペレーターがどのような仕事をするのか詳しいことはわかっていませんでした。
そして、インテリアデザイナーとの突然の別れが訪れることになります。